今年からの2年間、PAJでは「破壊から創造へ 破壊的イノベーションに立ち向かえ!」のスローガンの下活動しております。前回大会では、AIをはじめとして様々な破壊的イノベーションが、音もなく写真館ビジネスへ進展しつつあることを確認しました。今大会では、そういった状況下での写真館の未来について構想していきます。 写真館のサービスや商品の本質に迫るべく、鶴田一郎画伯をお招きして「作品」について議論いたします。PAJの核心的プログラムの一つである「作品検討会」も抜本的改革を企てております。写真館のすべての営みについて一つづつ問い直し、これまでの常識や成功体験の全てを一度捨てて考える。その結果、一体我々に何が残るのか?白熱の議論をご期待ください。
プロフィール 1954年 熊本県天草市に⽣まれる。 幼少期から絵を描くのが好きで、多摩美術⼤学グラフィックデザイン科に進み、イラストレーターを⽬指す。プロとして描き始めた頃、⻄洋⽂化に影響を受け写実的な作品を描くが、⾃分が「⽇本⼈である」という意識が芽⽣え、琳派、仏教美術、浮世絵の「美⼈絵」など、⽇本独⾃の美意識に傾倒、その中でアールデコのヨーロッパ的要素が融合し、嫋やかで華やかな「鶴⽥美⼈画」が⽣まれる。 1987年〜11年間 ノエビア化粧品広告に起⽤されCM アートの先駆者として⼈々を魅了。 2014年活動拠点を京都に移し新たな技法と創造⼒を進化させている。 半世紀に渡り国内のみならず海外での活動も続けている。
PAJ第129回大会、今大会のテーマは「作品づくりと写真館ビジネス」です。特別プログラムは、画家の鶴田 一郎 先生をお招きし、「作品とは何か」についてご講演いただきます。 先生のご講演に加えて、会員とのディスカッションや質疑を通し、従来の営業写真の表現領域に捕われず新しい表現に挑み、これからの写真館ビジネスを創造していけるような大会にしたいと思います。
Artist chronicle 2000年 2001年 パリにて個展 2005年 ニューヨーク・アートエキスポに出展、以降2007年迄 2006年 上海アートフェアに出展 2007年 久留⽶⼯業⼤学客員教授就任 2015年 ⽇韓芸術交流展⽰会・⼤⽥(韓国テジョン) 2016年 九州産業⼤学芸術学部客員教授就任 2019年 ニューヨークOnishi Galleryにて個展 Art Miami 30th ANNIVERSARY出展 2022年 醍醐寺霊宝館秋期特別展 鶴⽥ ⼀郎 ミューズ達の祈り開催 2024年 中国杭州個展開催
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 事業推進本部・営業写真コンテスト事務局 佐々木 憲生 氏
スタートは1960年。歴史を重ね、感動を重ね、今年で60回を迎えます。観る人には元気や勇気、希望を与え、撮る人には写真の力を改めて気づかせてくれる。全国の方々の熱意と絶大なるご支援により、入賞を目標としていただけるまでに成長したことに心から感謝いたします。
ゲスト発表 藤井 大輔 氏
後継者不足により、 いわゆる第一世代の写真館は減り続けています。 われわれ写真館の技術や経験、 伝統や写真文化を次世代に継承し、 新しい写真文化を創っていくためにはどうしたらいいのか? 答えは一つです。
新人発表 高橋 直也 会員
日本写真映像専門学校時代に写真団体のイベントに参加した際、最も感動したのはプロの作業の迅速さでした。 学校写真の多枚数編集において、MIDIコントローラーやショートカットを活用して作業を合理化する方法を共有します。
会員発表1 田賀谷 浩 会員
とある調査で約1割の卒業アルバムが一度も表紙を開けられる事もなく捨てられているといいます。写真舘業界のビジネスモデルのひとつである学校写真の根幹ともいうべき卒業アルバム。現状の問題点を洗いながら改善へ向けての取り組みをお伝えします。
会員発表2 薄田 和輝 会員
学校や会社では制服を男女で一様に分けることが見直され、自治体では同性カップルをパートナーとして認めようとする制度や取り組みが始まっています。多様性が求められる時代、性的マイノリティや同性カップル、新しい家族の形に対応した写真撮影とは何か、現状の課題と対策を発表します。
特別発表2 WPCチームジャパン
テキサスで開催されたWPC(ワールドフォトグラフィックカップ)大会2024に参加した竹中会員、野尻会員が作品作りのモチベーションアップにつながった内容や、世界の写真傾向についてもレポートします。